夜空を一瞬流れる光を写真に収めたい——流星群は星空撮影の中でも人気のテーマです。ただし、流星はいつ・どこに流れるかが予測できないため、特有のアプローチが必要です。この記事では流星群の撮り方と、ペルセウス座流星群を例にした成功のコツを解説します。
流星群撮影の基本:「数を撃つ」戦略
流星はランダムに空のどこかを走ります。1枚の写真に写るかどうかは運次第なので、広角レンズで空を広く撮影し、インターバルタイマーで何百枚も連続撮影するのが王道です。1枚に写ればラッキー、という気持ちで枚数を重ねましょう。極大夜に300〜500枚撮れば、数枚は流星が写っています。
流星群撮影の基本設定
- レンズ:明るい広角(F2.8前後・14〜24mm)。空を広く写すほど流星を捕捉しやすい
- ISO:1600〜3200
- シャッタースピード:15〜25秒
- 撮影モード:インターバルタイマー(連続撮影)。インターバルは露光時間+1〜2秒でOK
- ピント:MFで無限遠に固定(撮影中は触らない)
放射点の方向は「少し外す」のがコツ
流星は放射点と呼ばれる1点を中心に四方へ飛びます。しかし放射点そのものに向けると流星の長さが短くなりがちです。放射点から30〜60度ほど離れた空に向けると、長く美しい軌跡が写りやすくなります。ペルセウス座流星群なら放射点は北東ですが、南東や北の空に向けるのも有効です。
ペルセウス座流星群の特徴と狙い方
- 極大:毎年8月12〜13日頃
- 特徴:明るい流星が多く、1時間に数十個飛ぶことも。痕を残す明るい流星も多い
- 放射点:北東の空(ペルセウス座付近)
- 月齢の確認:月が明るい年は流星が見えにくい。月が沈んだ後の時間帯を狙う
撮影後の流星写真の選別と合成
数百枚撮った中から流星が写ったカットを選別します。見つけたら比較明合成ソフトで複数の流星カットを重ねると、複数の流星が1枚に写る迫力ある作品が作れます。背景の星景をバックに数本の流星が走る写真は、SNSでの反響も大きいです。
流星群撮影で準備すべきもの
長時間(2〜4時間)外に出続けるため、防寒・防虫対策・予備バッテリーが必須です。夏の流星群でも標高の高い場所では夜中に寒くなることがあります。虫よけと携帯椅子もあると快適です。
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